予実管理

予実管理（よじつかんり）とは、予算と実績の管理です。

予算とは経営計画に基づく各項目の予算です。

売上予算や仕入予算、人件費予算、販売費及び一般管理費各経費の予算などのことです。

実績とは、事業年度が進行していくにつれて、実際の結果となる売上額、仕入額、人件費額、販売費及び一般管理費の各経費の額などのことです。

予算額と実績額が完全に一致することはまずありません。

予算額と実績額にはほぼ必ず差額（差異）が生じます。

差異が小さければさほど問題になりませんが、差異が大きい場合はその原因を把握する必要があります。

差異には、良い方向の差異と悪い方向の差異があります。

良い方向の差異とは、たとえば売上数量が想定以上に増えて売上額の実績が予算を上回り、売上総利益が予算額よりも大きくなるといったポジティブな結果をもたらす差異です。

悪い方向の差異とは、たとえば仕入単価が上昇して仕入額の実績が予算を上回り、売上総利益が予算額よりも下回るといったネガティブな結果をもたらす差異です。

悪い方向の差異はもちろん、良い方向の差異についても、その原因をしっかりと把握しなければなりません。

経営計画をたて、これに基づき事業をすすめていく上で、予実管理をしっかりと行っていくことがとても重要です。

予実管理を怠ると、そもそも計画値と実績値がどれほど乖離しているかが把握できません。

また目標とする利益が確保できるのかできないのかの予測もできません。

予実管理をしっかりと行い差異の把握とその原因究明ができれば、以後の対策を打っていくことができますし、予算と実績の差異をなるべく小さくして確実に利益を出す経営を実践することが可能です。

経営計画を立てることは非常に重要ですが、計画を立てるだけでは片手落ちで、その後の予実管理を確実に行ってこそ健全経営、黒字経営が成り立つと言えるのです。

予実管理　料金表

(税込み表示）

(税込み表示）

(税込み表示）